【実験計画Tips】実験水準は大きく振ろう

なにかのパラメーターを振って傾向を確認したいとする。そんな時は次の3つの条件で評価することをお勧めする

 

1標準条件

2思いつく限り最大の点

3思いつく限り最小の点

 

それに加えて実験数が許す限り間の点を評価すると良い。

 

 

逆にやるべきではないのは、理由なく狭い範囲を評価して傾向が見れないのもよくない。

二回目三回目と実験幅を広げて手間が増えるのも良くない。

 

上下限といっても色々な場合がある。装置の設定値の上下限、材料の分解温度、顧客の許容値、過去の実績などなど

 

この時ややこしいのが、

「どんな上下限を設定するべきかは状況による」

ということだ。

 

過去にこの温度は駄目とされていたけど確認の為やってみる。顧客の要求からは外れるけれど、性能が大きく伸びればアピール出来るからやってみる。最後の最適化だから今までの実績のある範囲で検討してみる。

 

色々なパターンがあるので自分の目的に即した実験を組むのが良い