二つの要素を持つ群が等しいかどうかを調べる二元配置分散分析(two-way ANOVA)。
エクセルで行うとこんな感じの表で出力される。
今回はこの計算を自力でやっていこうと思う。
データの準備
今回は繰り返しのある二元配置分散分析を行う。
要素1:a, b, c
要素2:A, B
という組み合わせで、各群2個ずつのデータを準備した。
ちなみにデータの個数が等しくないと適用できないので注意が必要である。
グラフにするとこんな感じ。
各群の統計量
今回は表の上部の各群のデータをサクサク計算していく。
群A
標本数(データ数)
合計
平均
分散(不偏分散)
群B
標本数(データ数)
合計
平均
分散(不偏分散)
合計(群A+群B)
標本数(データ数)
合計
平均
分散(不偏分散)
今回は基本的な統計量にとどめて、次回の記事でそれぞれを計算した意味と検定の方法を解説する。