【実験計画Tips】散布図は結構便利

グラフの中だと散布図はかなり便利だ。

財務関係だとこのような棒グラフや線グラフを見ることが多いと思うが、開発系だと散布図が便利な場面が多い。

入力と出力の関係を表す

散布図の使い方で代表的なものと言えば、横軸に設定値、縦軸に評価値をプロットしたものかと思う。毎日評価したり、一定間隔で条件を変えるのであれば折れ線グラフでもいいが、条件が一定でない開発の段階だと、実験したその時の条件に合わせて横軸の位置が調整できるので散布図は便利だ。

 

二つの性能のトレードオフを表す

散布図のもう一つ重要な使い方は、二つの性能が両立できないトレードオフ関係にあるようなときは散布図にしてみると一目瞭然でその関係性が分かる。

大体どのくらいの領域なら実現できそうか、どの材料が二つの性能を両立できそうか、といったことを判断するのに使うことが出来る。

 

そんなわけでグラフを作るぞと思ったら一旦散布図にできないかを考えてみることをおすすめしておく。