【統計学習本】分散分析と実験計画法 これで納得!即実践!

今まで自分が統計を学習する過程で読んできた本を紹介しようかと思う。

とにかく私は学生自体から数学が苦手で、微分積分行列あたりはもうほとんど忘れてしまった。そんな私が統計を勉強する上で重要にしていたのは

「直感的に分かりやすいこと」

「数式があまり出て来ないこと」

という二点で、統計理論を正確に理解する事よりも、統計手法を使う上で必要な概念を勉強する上でおすすめの本を紹介したい。

 

統計検定の内容を理解する上で勉強になったのがこの本。

分散分析と実験計画法 これで納得!即実践!

単回帰分析から、一元配置分散分析、二元配置分散分析、直交表をつかった実験計画法あたりの基本的な統計手法を解説をされている。

 

一つ一つに計算過程が丁寧に乗っているので、実際に使うときにどういう計算をしているのかが非常によくわかる。

最近はpythonや統計ソフトを使えば中身を理解せずとも簡単に複雑な解析が出来るのだが、まずは統計分析の基礎を知るという意味では非常に勉強になる一冊だと思うので、一度は読んでみる事をお勧めする。

 

大体の検定は誤差と変動の二乗和を比較しているのだが、具体的な計算を繰り返していくことでその感覚が良くわかると思う。

 

直交表を使った実験計画法については、ぜひ一度は自分の実験で実施してみて欲しい。便利便利とは言われるが、実際どのくらい使えるのか、どこに限界があるのか体感してみるのが習得の一番の近道だと思う。